金・プラチナQ&A
Q12:金の価格はどのようにして決められるのですか?

 世界の主な金取引所がある都市や取引量の多い都市を東の国から並べますと、シドニー、東京、香港、シンガポール、チューリッヒ、パリ、ロンドン、ニューヨークとなり、各都市では、その日、その時々の取引状況で相場が決められています。時差の関係があり各都市の取引が同時間に行われていることはありませんが、24時間、世界のどこかの都市で取引が行われていることになります。
 その中でも、現物の金価格の指標とされているのがロンドン市場での価格です。ここでは毎日午前と午後の2回、5大貴金属商の間で値決めが行われ、その価格を基準として世界各国で取引が行われているのです。
(現在は電話でやりとりされていますが、以前はロスチャイルド社、いわゆる「黄金の間」に5大貴金属商が集まり値を決めていました。)
 金価格は国際的に1トロイオンス(31.1035グラム)あたりの米ドル建で取引されています。日本国内での店頭表示価格は、海外市場の価格をもとに、1グラムあたりの円建価格に換算されます。したがって日本の金価格は、毎日のドル建の金価格と為替相場の両方の影響を受けることになります。

世界の金市場の取引時間


最近の金属市場の動向   本日の相場

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