金・プラチナQ&A
Q13:金やプラチナはあとどのくらいありますか?

 金の年間生産量は約2,600トン(2001年実績)です。
歴史始まって以来、世界の主要な産地であるエジプト、小アジア、東欧、南米、南アフリカのすべての産金を合計しても、およそ146,000トンと見込まれています。金の比重は19.3ですから、その容積は50mプール(幅20m、深さ平均2mとして)3杯半くらいにしかなりません。
 地球上に残っている金(埋蔵量)は、あと60,000トン程度と推定されています。ところが未採掘の鉱脈のある場所は、地底深く何千メートル、海底の火山脈の近くやアフリカの奥地、さらには3,000メートル以上もある山塊などであり、今後は金の採掘がますます困難になっていくものと懸念されています。
 プラチナの場合は、年間生産量は約182トン(2001年実績)。プラチナの産出の歴史は浅く、これまでに採掘された量は4,200トン程度といわれ、金とは比較できません。世界の埋蔵量は、概略、南アフリカが14,000トン、ロシアが1,900トン、カナダが100トンと推定され、合計でもわずか16,000トン程度とされています。

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